イギリス入国時のトラブル
旅にトラブルは付き物ですが、ロンドン滞在最大のトラブルは入国時でした。語学学校の入学許可書をスーツケースの中に入れていたのが全ての間違いでした。関西空港からのJALの直行便で約12時間の長旅をし、ヒースローに着いた安心感と期待感に胸膨らませ、手荷物に入れていた地球の歩き方を読みながら入国審査の列に並んでいました。
入国審査の項目の注意欄に「語学留学などの場合は、入学許可書を始めとした書類を審査官に見せること」と書かれていました。学校関連の書類はすべてスーツケースの中。スーツケースを受け取るのは入国審査を終えた後です。
学校の場所、ステイ先など覚えている限りのことを全て口頭で必死に説明しましたが、口頭だけなのでかなり説得力にかけていたと思います。しまいには日本の家族の名前も答え、最終的には手荷物を見せ、所持金を数えられました。
何もなければ普通は2〜3分で終わる審査を、10分くらい行っていたように思います。この時ばかりは、ある程度英語が喋れたことに本当に感謝しました。帰りは帰りで、呑気に空港を見物していたら気がつくと乗る便がLAST CALLになっており、搭乗口まで走りました。
語学留学と言うこともあり、 大手旅行会社のプランで付添人あり、集団で来ている日本人の子が殆どでしたが、私はすべて1人だったため、振り返ると結構綱渡りな行動をしていたようにも思います。今思うと大胆な旅、挑戦でした。行かせてくれた両親に感謝です。